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【まい投2020-17日目】セブンイレブン商品紹介 チーズチーズチーズ - ColumPus
その大まかな内容はコレである。
堪ったもんじゃない飯テロ。チーズ好きの私としては見逃せない商品。上記ブログを読んだ後長文感想をLINEに叩きつけ、私は夜が明けたら買いに行くと決意した。
8/24 10:15
深夜通話に呼び出されたせいで少し寝過ぎたが、身支度を整えると家を出る。
丁度先日Vtuberユニット「Marpril」の1stアルバムがサブスク配信されたことを思い出し、家の近くのコンビニで購入すると、すぐさま流しながら意気揚々とセブンイレブンへ向かった。
最寄りのセブンは家から徒歩10分程の駅前。立地の関係上品揃えも多く、だいたいセブンに並ぶ新商品はここで網羅出来る。
茹だるような暑さの中自動ドアを潜る。“彼”が置いてあるであろう場所は把握しているので、最短コースで陳列棚を抜ー
ー私は膝から崩れ落ちそうになった。
ラーの翼神竜に灼かれる城之内克也が如く。
なかったのだ。
だが、そこで私の脳内に一説が駆け抜ける。
このセブンは駅前であると同時に「高校が近い」。8時台に有り得ない混み方をすることは確認している。事実、ホットドッグのコーナーはスカスカではないか。
チーズ戦争は始まっていた。
駅前セブンから出ると、私は択を考えていた。
① 地元付近のセブンを周る。
② 電車で探す。
③ 帰る。
某水着猫のプレマを買うタスクを積んでいる為、②は有力な選択肢である。ただ、充電器を持ってきていない。
③はないので、①が挙がってくる。ただこの暑さの中歩き回るのは自殺行為と言ってもいい。
ただ、ひとつ希望があったのは、私は今朝アルバムを買ったのだ。新曲の活力があれば人間は生命エネルギーが増すことが立証されている為、私(ここではわたくしと読む)は一帯のセブンの位置を脳内データベースから掘り起こした。
今日ほど地元の地理に強くなって良かったと思った日はない。踏切を渡り、2軒目へのセブンへと向かう。
2軒目と3軒目は程々に近い為、効率的な巡回が出来る。
まぁまぁ暑さにやられかけたところで、2軒目のセブンに辿り着いー、
ーそれは秋葉原の紙風船が建物ごと取り壊されてたのを目撃した吸血鬼のようにー
ー今度こそ、崩れ落ちた。
なかったのだ。建物が。
この蹌踉めきがショックか暑さかはわからないが、しばらく動けなかった。
ここで、耳元のトラックが切り替わる。
新曲。Marprilの1人、立花鈴のソロ新曲「full bloom」。
出会い 戸惑い あといくつかの希望
なんで今こうしているのか わからないけど
あと一歩を進みたい
鳥肌が立った。
歌詞自体はありきたりである。が、今私の活力を高めるのには充分だった。
前述通り、3軒目は2軒目から程々近い。「full bloom」が終わる頃には到着していた。が。
ここにもない。
だが駅前の1軒目と違うのは、棚いっぱいに並んでいるのにないこと。これはそもそも入荷していないことを意味する。たぶんそろそろ死ぬので飲み物を買った。
二度とここには来ないことを誓いながら、疲れたので帰路へと戻る。トラックはMarprilのもう1人、谷田透佳のソロ新曲「clear plait」に変わっていた。YACA節の中の谷田の低音が心地いい。
少し歩いたところで耳元のイヤホンは最終トラックへと掛かった。アルバムメイン曲である「city hop」
身体を突き抜けるようなイントロに、心なしか雲は早く流れていく。背中を押されるような歌声。
気がつくと電車に乗っていた。やっぱ田舎はクソである。
向かうはりんくうタウン。新しめのセブンが2店舗あり、適当に暇も潰せるだろうと踏んだのだ。
今は亡きバイト先もこの駅が最寄りで、降りた途端懐かしい香りがした。1店舗目は隣接したショッピングモール、シークルから少し離れた所にある。
なるべく店内の涼しいところを通り、目当てのセブンへの道を辿る。駐車場の広さと品揃えの多さは比例する、と期待したもののー
なかった。うんち。
まぁいい。もう1店舗ある。
最後のセブンはシークルと陸橋続きにあるアウトレットの端にある。ここも私が知る限り最強の品揃えを誇る店舗のひとつだ。アウトレットの道は、開放された店舗の前を通るためになかなか涼しい。粗品もそう言ってる。
ラスト・セブンにあまり人はいなかった。そりゃそうだろう。こんな平日の頭からセブンに入る人はそうそういない。壁一面の陳列棚へと向かうとー
ホットドッグがひとつ、あるだけだった。
ちんこ。
心の何かが砕けた音を幻聴した。
今はコレを書きながら近くのサイゼでカルボナーラを食べている。普段は頼まないWサイズだ。
帰ったら寝る。