紫蘭さんの化石研究

デッキ投下、オタク語り。

Salvator-煉獄ウェムコ- 大幅強化スペシャル

PHOTON HYPERNOVA編。

…定期的にやってる風な書き出しだが、ブログ最終更新は1年2ヶ月前だそう。


私のお気に入りデッキである【Salvator(以下、煉獄ウェムコ)】が超絶怒涛の猛強化を受け、暫く経ったので整理がてらまとめていきます。

silane2744.hatenablog.com
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・前回までの【煉獄ウェムコ】と課題点

『救世』の名の下に、彼女自身と他全てのカードを対比させるような構築理念で組み上げられている【煉獄ウェムコ】。新テーマ【デスピア】の登場により、このデッキのエースモンスター、《救世の美神ノースウェムコ》の相方を《ヴァレルロード・F・ドラゴン》や《D-HERO デストロイフェニックスガイ》に寄せ、融合軸として進めて行くことに。
ただ、この《フュリアス》と《デスフェニ》の出力に問題があり、前者は《烙印竜アルビオン》による《烙印竜アルビオン》+《アルバスの落胤》しかルートがない、つまり《アルバス》+光属性を準備しておかなければならないというまぁまぁな欠点を抱えており、後者は《天獄の王》によるパワープレイと、100%成立するといったギミックではなかったのです。
一体どうなっちゃうの〜〜〜〜〜!?





イカれた新規達

【深淵の獣】

深淵の獣マグナムート

えっちじゃない?そうなんですよね…

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の、光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「深淵の獣マグナムート」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで手札に加える。

イカれた妨害性能、このデッキの展開要素である【聖刻】にさえ触れられるサーチ範囲、さらには前述の《フュリアス》を直接融合召喚出来るようになり、☆6なので★6にも☆8シンクロにも繋げやすい、このデッキにおいてオリカのような、新しい核になりうるカード。

失烙印

かわいい

このカード名の、①の効果は1ターンに1度しか使用できず、②の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
①:光・闇属性モンスターが除外された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主のデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:1ターンに1度、相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「ビーステッド」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

貴重なドロソで、【深淵の獣】はもちろん、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》で欲しいカードをデッキに戻せることから、大量のピン採用でも問題なく継戦出来るようになりました。②の効果はこのデッキにおいては《溟界の黄昏-カース》が誘発出来る(かもしれない)面白いシナジーを産んでいます。

烙印の獣

今回のストーリーの敵サイドちょっとスケベが過ぎない?

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、自分フィールドに「ビーステッド」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。

バカカード。ちゃっかり【聖刻】をリリース出来るが、1回しかやったことがない。





【烙印】関係の追い風

赫の聖女カルテシア

足は無い説派

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のフィールドまたは墓地に「アルバスの落胤」が存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:お互いのメインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、レベル8以上の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
③:このターンに融合モンスターが自分の墓地へ送られている場合、エンドフェイズに発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

このデッキを無理矢理纏めてると言い張れるのは《カオス・ルーラー》のおかげですが、今までその《カオス・ルーラー》を着地させるにはどうしても【聖刻】を絡める必要があり、デッキスロットの圧迫に繋がっていました。諸事情で《白の聖女エクレシア》を採用できなかったので悩んでたところ、だいたい似たような新規が来た上に融合効果まで持ってる始末。最強カードだ!

赫焉竜グランギニョル

肋骨、首から全部ヒトの手なのデザインイカれてて最高

「赫の聖女カルテシア」+光・闇属性モンスター
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキからレベル6以上の光・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:相手が発動したモンスターの効果でモンスターが特殊召喚された場合、フィールド・墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「ドラグマ」モンスター1体、またはEXデッキから「デスピア」モンスター1体を特殊召喚する。

ほぼ生きてるおろ埋。《D-HERO ディアボリックガイ》に触れる為、《デスフェニ》の融合召喚もスムーズになりました。盤面に残しておく必要もないので気軽に★8エクシーズの素材に出来ます。

失烙印

あっ

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、融合モンスターを融合召喚する効果を含む効果を自分が発動した場合、その発動は無効化されず、その融合召喚成功時に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:自分が融合モンスターの融合召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アルバスの落胤」1体またはそのカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。

エッッッッ

このデッキ唯一の初動、《インフェルノイド・ティエラ》の効果が止まらなくなり(《煉獄の虚夢》が止まらないとは言ってない)、さらに様々なキーカードに触れられる素敵カード。沢山積んでも《黒衣竜アルビオン》のコストになるので、安心して3積み出来ます。それにしてもイラストが美味しい。

烙印追放

デスピア・バニッシュメントさん。絵違いでも新規でもいいからこのクエリティスくれ

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地の、「デスピア」モンスターまたはレベル8以上の融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、以下の効果を適用できる。●自分・相手フィールドから、レベル8以上の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

以前までは《烙印凶鳴》だった枠。《凶鳴》は発動条件も微妙で、イラストもあまり迫力がなく浮いているカードだと思っていたので、入ったり抜けたり、意味もなく《常世離レ》と差し替えたりしていたんですが、強力な蘇生効果を持った【デスピア】版の罠が出たので迷いなく採用。




・他、愉快な仲間たち

カオス・ビースト-混沌の魔獣-

英語版はChaos Beastなんやろなぁ…(かなしみ)

光属性チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このターンにカードが除外されている場合、このカードの攻撃力は1000アップする。②:除外されている自分の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。③:このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、自分の手札・墓地から除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

バケモン。
このカード唯一のネックはその素材条件ですが、このデッキでは
①【聖刻】をリリースし《カース》を蘇生。
②《カース》が《溟界の滓-ナイア》を蘇生、【聖刻】が《ギャラクシーサーペント》を特殊召喚
③《ナイア》と《ギャラサペ》で《カオス・ビースト》をS召喚。(この時、《カース》で蘇生した《ナイア》は除外される)
と、かなりお手軽に出せます。
別にこのルートを辿らなくとも、《インフェルノイド・ベルフェゴル》を筆頭に【聖刻】の起動は簡単、対する闇属性☆4モンスターも潤沢と、非常に触りやすいモンスターになってます。

《死祖の隷竜ウォロー

翼爪に鎌ついてるし腕に皮膜ついてるしすごいがちゃがちゃして生きにくそう

レベル6モンスター×2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、相手の墓地のカードの数×100アップする。②:相手の墓地のカード1枚を対象とし、このカードのX素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。この効果は相手ターンでも発動できる。
●1つ:そのカードをデッキに戻す。
●2つ:そのカードがモンスターの場合、自分フィールドに表側表示または裏側守備表示で特殊召喚する。それ以外の場合、自分フィールドにセットする。

全体打点補強、という名の《ウェムコ》の打点補強。
ウェムコ》は破壊耐性を自分で持っていて(超偉い)、対象耐性もこのデッキに置いては《聖刻天龍-エネアード》が担っているが、普通に打点でしばかれて突破されることしかなく大変困っていたところ現れたヤバい奴。
相手の墓地に触りがちなこのデッキにおいて、ややアンチシナジーな所もありそうに見えるが、《ティエラ》や《真血公ヴァンパイア》で地味に墓地を肥やし、正直攻撃力なんて3000超えたら誤差みたいなもんなので充分強力。

・総括

これらのカード達他諸々がなんやかんや混ざり合った2022年ver.の【煉獄ウェムコ】がこちらになります。

より強く、より凶々しく煮詰まってきたかなと思います。
…強いて言うなら《スプリガンズ・キット》が今の妥協ポイント。あまりにも強いので仕方なく採用してますが、イラスト的には抜きたいところです。




ブログ書くたびに言ってますが、このデッキはとっても思い出深く、とっても大切で、ずっとずっと考えていくことになるデッキです。同じエースとキーカードを与えられても、これと同じデッキを組める人間は私しかいません。というか、私ですら2度と組めない、奇跡的な感覚とシナジーで成り立っています。ゲーム的な強さは紙束ですが、私の構築美学が全て込められていて、いずれひとつも妥協がないようなデッキになればいいなと思っています。